タクシンドゥからヒッチハイクでトラックに乗って10km、はるばるカプルー村に到着した。


トラックの荷台を降りたところで、丁度3人組の白人が歩いてきた。



よく見ると、昨日、歩いている時に会ったロン毛のヒッピーみたいな奴だった。
昨日合ったときは、「俺の友達見なかったか?」と、言って、友達とはぐれたらしく、途方に暮れて座っていた。


今は3人でいるという事は、無事に友達とは合流できたようだ。


「お、友達見つかったみたいだな。昨日友達探してただろ!」

と私が言うと、


向こうも、私の事を思い出したらしく、

「ん?  おおおお!そうなんだよ!!見つかったぜ!イェーーーーーー!」


と、でかい声を発して私にハイタッチする仕種をしてきた。


しょうがないから、私も無理矢理テンションをあげて「イェーーーーーー!」と言ってハイタッチをした。


恐らくこの白人3人組はマリファナでもやってるんだろう。そんな表情とテンションだった。



てか、こいつらもヒッチハイクで来たのかな?
でなければ辻褄が合わない。物理的にこの時間にここに着いているというのは、ヒッチハイクをしないと不可能なのだ。コイツら私より体力は無さそうだしな。

ってことは、ヒッチハイクは結構、ありふれてる手段なのかな…。


さて、この3人組はここカプルーに泊まり、明日、首都のカトマンズに帰るらしい。

でもって、既にジープのチケットも予約したとか。


私とタクシンドゥからトラックでの荷台に乗って一緒に来たポーランド人カップルは、それを聞くと、「じゃあ私達も明日同じジープで行こうかしら」と言った。



私も一瞬迷ったが、私は20日前に来たときに泊まったロッジに泊まり、ロッジの夫婦に無事にトレッキングを終えて戻ってきたことを告げたかったので、ここには泊まらない事にした。



「俺はサッレリ村に泊まるよ。泊まりたいロッジがあるんだ。じゃあ、またカトマンズかどこかで。」



と言って、カップルとは別れ、サッレリ村まで1.5kmの道を歩き始めた。



近いので20分くらいでサレリ村まで着いた。




はて。





…。






全然知らない村なんですけど…





どここれ?





20日前に来たときは、ロッジと小屋しかなかった村だったはずなのに、なんか小さいけど町がある。
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なんで?





携帯電話でGPS地図を見ながら、町を歩き回る。自然がある方に行けばロッジがあるかなと思い、村の外れまで歩いた。





が、何もなかった。





20日前に泊まったロッジどこだよ…。




携帯を見ながら縦横無尽に村を歩き回る。




しかし、ロッジは見当たらない。
そもそも、ロッジ自体が一軒もない。ボロいモーテルはいくつかあるが。





どういうこと?




なんならもう17時になり、薄暗くなっていた。




ヤバい。街灯とか無いから暗くなったら歩けないし、寒い。




結局、1時間半も歩きまわり、もう諦めた。
適当なボロ宿を見つけて泊まることにした。



なんとか泊まれるとこは見つけたが、500ルピー(500円くらい)とかいう高すぎる宿泊料金だ。



一応、ホテルではあるが、まぁ、山小屋と大差はない造りのボロホテルだ。




なんで?
トレッキング中はどの村でも100円~300円くらいだったのに、なんでここに来てこんな高いんだ?




色々と値下げ交渉をしたけど駄目だった。


最終的には400ルピーにはなったが、なんだったんだろう。



※後日分かった事だが、私が20日前に泊まった村が、そもそもこのサレリ村ではなく、先ほどヒッピー達がいた1.5km手前のカプルーという村だったのだ。私が勘違いいていた為、いくら探しても20日前のロッジは見つからなかったのだ。




結局、訳もわからず、そのボロいモーテルに泊まることにした。
この日は30km以上を進んできたため、かなり疲れていた。



とにかく飯を食べたい!と思い、このモーテルの一階が食堂だったので、飯をオーダーしようとしたが、また高かった。



フライドライスが400ルピー(400円くらい)とかする。


え、高すぎじゃね?ここ標高2400メートルのサレリ村でしょ。なんでそんな高いんだよ。エベレストベースキャンプのロッジくらい値段高いじゃん。




流石にこの食堂でオーダーをするのはやめて、外のローカルの食堂を探しに行く事にした。


とはいえ、外は真っ暗の為、ヘッドライトを持って外を歩いた。


真っ暗の中、村を歩きまだかろうじて開いているローカルの食堂を見つけた!

モモ(餃子みたいなやつ)を食べれるローカル食堂だ!


ベジモモをオーダーした。12個でわずか60円ほどだった。これがローカル価格だ。



私が、俺のモーテルのフライドライスが400円もするっていうからここに来たんだ。高すぎるでしょ?とおばちゃんに告げると、


あらまぁ!!そんな高いもん出してるの一体どこなの?あなた何て言うモーテルに泊まってるの?とおばちゃんも驚いていた。




その後追加で肉のモモをオーダー!80円くらい!


チャイもオーダーして、感謝を述べて店を出た。


ロッジに戻る前に明日の朝食を買おうと、また露店を探した。


露店では揚げパンみたいなのが、一つ15円程度で売っていたので、明日の朝食用に3つ買った。僅か45円程度!!



さて、宿に戻り、宿のオヤジに、明日カトマンズまで戻りたいからチケットを予約したいと告げた。ここで予約できる?
と聞いた。

チケットは1400ルピーだという。相場だから問題ない。



オヤジは分かったと言って、電話をかけ始めた。



暫くすると、オヤジは「カトマンズにジープはない。明日からストライキに入るらしい」

と訳わからんことを言ってきた。




は?



いやいやいや!逆に無理だし!!それ、俺が無理!!



色々と言ったけどとにかくカトマンズ行きのジープは無いとのこと。1週間はないとの事。



いやいやいや、仮にストライキだとして、この村には毎日数十人の下山トレッカーが来るでしょ。彼らが1週間も貯まったらもの凄い人数になって、逆に1週間後のジープ満員で帰れないでしょ!

しかもローカルの人だってカトマンズ行く事を考えると、人溢れ返るでしょ。



ジープがないことは絶対にない!!はず!!
こんな所に1週間も居れる訳がない。



彼らが本気で言っているのか、若しくは、私を1週間ここに泊めようとして言ってるのか、真相は定かではない。
しかしオヤジの表情は真剣だ。


しかし、このオヤジだけの意見で決めるわけにはいかない。




そう思って、私はまたヘッドライトを持って外に行った。


既に夜の9時を過ぎていたので、ほぼ全てのお店は閉まっていた。



でも一軒くらい、空いているチケット売り場があるだろうと、祈りながら暗闇の中を歩き回った。この村にもう一泊してもやること無いからなんとしてでも明日帰りたいのだ。


こんな村に閉じ込められたらマジでやることない。寒いし。




そして、暗闇の中、もう閉じようとしていたチケット売り場の灯りを一件見つけた。



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やった!




中に入って座って暫く、オヤジと話をする。



そうしたら、なんか10分くらい待ったら、彼らは明日の朝5時発のチケットを書いてくれた!!

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あんじゃねーかよ!!!!





おい!

俺のモーテルのオヤジ!
ストライキで1週間ない!!は何だったんだ!

あるじゃねーーか!



とにかく、事なきを得た。あぶねー。




宿に戻りオヤジにチケットゲットΣ(・∀・|||)したぜ!と言ってチケットを見せた。



チケットを見せてもオヤジは不思議そうにチケットを眺め、なんかあまり信じていなかったから、逆にそのジープが明日の朝にちゃんと出発するのか不安になってきた…。



明日は麻の葉4時起きのため、焦臭い部屋のベッドで23時に早めに眠りについた。



ついにカトマンズに明日帰れる。たぶん…。
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